2017年5月3日 今年は展葉も遅く、翼果は僅かに数個しかありませんでした。
有害なキノコに侵され樹勢が有りません。根元の空洞が大きくなりました。





2017年3月29日 昨年より10日遅れて開花しました。
有害なキノコ(スエヒロタケ)に侵されて元気が有りませんが、雄花も両性花も咲かせました。









有害なスエヒロタケ



2016年3月22日 花は咲きましたが雌花ばかりで雄花は1輪だけでした。
樹勢も少し衰えたようです。樹勢回復に期待します。

雌花ばかり


1輪だけ僅かに雄蕊の葯が出ていた。


2015年5月6日 雌花のあとに翼果(プロペラ)を付けまし
た。





2015年3月26日、移植後4年ぶりに雄花を咲かせました



2014年も雌花ばかりで期待していた雄花・両性花は咲きませんでした


2013年3月20日 今年も開花しましたが、
期待していた雄花・両性花は付いていません。
やはり倒壊・移植のダメージが大きかったのでしょうか。


雌花ばかりです。



移植したハナノキの続き
年が変わって2012年4月5日
赤い花を咲かせました。

・・・が雌花ばかりで
昨年までのような雄花・両性花は見当たりません。
倒木と移植のショックで体力も衰え、雄花を付ける元気が無くなったようだ。
今年中に体力を回復し来年は
雌花・雄花・両性花が見られると確信します。






2012年5月7日 
当たり前のことですが、毎年着けていた果実(プロペラ)が今年
は一つも見当たりません、やはり雄花が咲かなかった証です。




アメリカハナノキその後の様子
(葉の形からアメリカハナノキのようです)

8月12日 赤い新芽が元気な青葉になりました。

管理事務所の皆さん、これからも水やり宜しくお願いします。







移植したハナノキが息を吹き返したようです!!


2011年7月28日 ハナノキは赤い新芽をたくさん出しています。

管理事務所の皆さん、毎日の水やり有難う御座います。

この分だと記念広場のスターになれること間違いなし。







ハナノキが倒れました残念!!
2011年5月29日の台風2号で
無残にも倒れました。
当公園には1本しかなく、しかも雌花と雄花と両性花を同時に咲かせる大変貴重な個体です。
管理事務所にも要請していますが、是非再生して頂きたいと思います。
2011年6月22日




倒れたハナノキが移植されました

2011年6月29日(水)
5月29日の台風で倒れて以来1ケ月ぶりに、新しい場所へ移植されました。
(管理事務所から委託を受けた私が造園業者に指示監督して実施しました)
雌雄異株のハナノキの中でこの木は「雌花+雄花+両性花」と言う大変珍しい木です。
植物の一部は進化の過程で自家受粉の弊害を防ぐため、雄花(雄しべ)が退化した
雌株と雌花(雌しべ)が退化した雄株に分かれましたが、カエデ科の中には雌株1本
だけで雄株からの受粉が出来ない場合子孫を残す必要性から稀に雌株の木に雄花
を咲かせることがあります。この木は甲山森林公園に1本しかなく子孫を残すために
両性の木になったものと思われます。

当初は伐って処分するとの公園管理事務所の方針でしたが、上記の説明を理解して
頂き、別場所の記念広場への移植が決まりました。F所長さんの英断に感謝致します

29日13時 上部半分以上を切り落とし、クレーンで吊り上げ移動する。
 ?@





14時 記念広場へ移植する












   ハナノキ(カエデ科) 別名=ハナカエデ 雌雄異株の落葉高木
    葉が出る前に真赤な花を咲かせるのでこの名前だついたとのこと。
 自生種は岐阜県・愛知県等の一部で、環境省絶滅危惧U類。
  最近はどんな環境にも強いアメリカ原産の「アメリカハナノキ」が 
公園や街路に植栽されています。
        2009年3月28日 西宮市甲山森林公園で雄花を撮影。
  
     同年3月12日には同じ木で雌花を撮影していた。 


雌雄異株の筈なのに雄花と雌花の両方の花が咲いていた。
この木はどう見ても雌雄同株であると思う。


昨年から気になっていたので、2010年3月16日再度現地調査。
この日の接写は雌花ばかりでした。


雌雄同株である動 か ぬ 証 拠@

 下の方の枝は雌花ばかりでしたが、上の枝を250mmの望遠で
             撮影し、帰宅後良く見ると雄花と雌花の両方が写っていました。           


更に

雌雄同株である動 か ぬ 証 拠A
3月21日雌花と雄花を同時接写に成功。
一つの花芽から雌花と雄花が咲いていました。




雌雄同花=両性花=一つの花に5本のオシベと2列した1本のメシベがある。
2011年3月28日撮影。


一つの花序に雄花と両性花が同居している。


オシベが退化した花。 2010年4月5日撮影。




2009年4月13日 甲山森林公園 雄株だと思っていたが 真赤なプロペラ(果実)
                を付けていました。3月28日の花の写真はどう見ても雄花ですが
本当に雌雄異株なのでしょうか?


           
 私 の 結 論


図鑑もNETも雌雄異株となっていますが、今回の調査撮影で甲山森林公園のこの木は雌株1本だけしかなく子孫を残す為、退化したオシベが必要最低限の数だけ復活した雌雄同株=雌雄同枝=雌雄同花=両性花であることが判明しました。
                                        
(元々は雌雄同株=雌雄同花=両性花であったものが自家受粉の弊害を防ぐため、進化の過程でオシベが退化したものと推測します。他にもオシベ又はメシベが退化し、雌雄異株になったものは多く沢山あすます。)                                     

          
              2010年3月21日・2011年4月5日             
  

2011年5月12日葉を撮影 葉の切れ込みが大きくアメリカハナノキのようです


2011年11月14日神戸森林植物園で撮影した在来種のハナノキの葉


同アメリカハナノキの葉



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