NPO法人 第13期緑組1班
 
 平成18年4月2日(日)開講式 於:長居植物園 自然史博物館講堂
  1班は16名
 
 4月4日(火)第1回講義 鶴見緑地いきいき地球館 講師岡田弘先生
半日で早退
  「自然に親しむ」 最初に習った植物  @ハコベ Aオランダミミナグサ
 
 4
9日(日)第2回講義 福島区民センター 講師菅井啓之先生 終日室内
  「自然観察入門」 特に面白かった「根菜の側根」について爪楊枝にびっくり!
              @大根 A人参 Bカブラ C牛蒡 Dさつま芋 Eジャガイモ
 
 4月18日(火)第3回講義 鶴見緑地公園
いきいき地球館 講師 杉山 寧先生
  「植物入門」 午前:座学 午後:屋外にて植物観察同定昼食後各委員会の第1回委員会開催
  1.アオキ 2.植物同定@オオイヌノフグリAヘビイチゴBウマゴヤシCコメツブウマゴヤシ
                 Dムラサキサギゴケ
Eナズナ  Fカラスエンドウ  ほか
  
 4月25日(火)第4回講義 NPOプラザ3F 講師 岡田 弘 先生 終日室内

  「身近な自然素材を使ったクラフト研修」 クロマツ 私の作品 (クマさん・ ピノキオ・ ネズミ・他
  今朝、野田阪神駅前ロータリーの植え込みに「ゴギョウ(母子草)春の七草」の花が咲いていました。
 
 5月9日(火)第5回講義 万博公園くるくるプラザ 講師 山根みどり先生 
  「野鳥入門」午前座学・午後バードウォッチング
  公園内で見つけた野鳥は緑組全体で20種類でした。早朝であればもっと沢山の鳥が見られるとのこと。
 
 5月12日(金) 「私の草・木」観察記録勉強会 場所:服部緑地都市緑化植物園 
  
午前中 座 学: 「この指たかれ」の植物ガイド・ボランティアの方たちに観察の仕方
を習う
                               スケッチの描き方
   午後屋外観察: 各自が決めた草・木の観察の仕方を同上ボランティアの方に現物を見な
            がら指導を受ける。
      観 察 風 景 
 
 5月13日(土) 教育実習「大阪ひがし幼稚園第6回親子自然教室」 に参加して
  
園児+保護者=約1000名のビッグイベント  工作  野草料理  水生生物
  私達のグループは21名で工作を担当し、そのうち4名の小班で松ボックリの
「ぞうさん」作成
  
自分の孫よりなお幼い純真なマナコで真剣に取り組む姿に感動しました。 

 
 5月16日(火) 植物保全観察 高槻「鵜殿ヨシ原」 鵜殿ヨシ原研究所 所長 小山弘道 先生

  
淀川河川敷の広大な「ヨシ原=長さ2.5km×幅0.4km=75ha」に生育する絶滅危惧種の
  保全に取り組む小山先生の献身的な活動に感動しました。先生の取り組みは綺麗な花を
  見たい者には期待はずれで、地味な雑草としか思えない「イネ科」の植物が主体で名前を
  覚えるのも大変だった。  観察風景
 
  ヨシとオギは、CO2吸収・水の浄化作用、そして沢山の生物(植物・野鳥・水生昆虫)を育て
  る貴重な資源であることを改めて勉強することが出来ました。

  場所によっては「セイヨウカラシナ」が我が物顔に蔓延って、行く手を遮ぎられた。

  小山先生から説明を受けた植物と「鵜殿ヨシ原」で見た下記の花をHPにアップしました。
  
   @トネハナヤスリ(絶滅危惧種) Aノウルシ(絶滅危惧種) Bミコシガヤ(絶滅危惧種)
   Cイヌムギ Dカラスムギ Eオオスズメノカタビラ Fカズノコソウ Gスズメノテッポウ
   Hスズメノカタビラ Iアカツメクサ Jノアザミ Kハナウド Lノビル Mマツヨイグサ
   Nオドリコソウ Oカゼナルコ Pヘラオオバコ QハルジオンR?(園芸種?野生種?)

   鵜殿ヨシ原からの帰り道、川岸に咲いていた 「アカバナユウゲショウ」

  野鳥では、オオヨシキリ・ 雲雀・鶯・キジ・カルガモ・ツバメ等を観察した。

  変り種では水溜りで「ハリガネムシ」
(写真は図鑑のHPから転載)の成虫を見ることが出来た
  が、残念ながら写真は取れなかった。秋、ハラビロカマキリの腹から出て水に入り産卵して
  死ぬものと思っていたが、今日17〜8cmの成虫を見て越冬することが分かった。

 
 5月23日(火) 「昆虫の分類と生態」 講師 宮武 頼夫 先生 場所:NPOプラザ 終日座学
 
  
虫ヘンの漢字から始まって昆虫の種類数、昆虫の歴史・4億年、昆虫の見分け方等々とて
  も1日の講義では理解できるものではないが、虫が好きになるような気がしました。


  「キジラミ」 の標本で羽があるのにはびっくり。  2億年も前からいる 「ムカシトンボ」
  日本とヒマラヤだけに生存していたとは。 
「蚊の化石」 までが採集されていたとは.

  野外(三田有馬富士)での昆虫採集が楽しみだ。網を持って追っかけるのは60年ぶり?
  
 
 5月25日(木)緑組1班自主企画「自然観察ハイキング」  12名参加
  
北山緑化植物園〜北山ダム〜自然観察池〜甲山登山〜神呪寺〜甲山森林公園〜甲陽園駅
  
   北山緑化植物園では人工的に植えられた綺麗な花を沢山観察したが自然のものは少なかった。

   甲山自然観察池にはアメリカからの帰化食虫植物「エフクレタノキモ」が水面一杯に繁殖し、黄色の
   花を咲かせていた。5日前の下見の時は僅か数株であったものが恐るべき繁殖力で増えていた。

  
   甲山登山、5日前に見つけてあった「アケビコノハ」の幼虫は天気が良すぎたのか、何処かに隠れて
   しまって、今日は観察できなかった。  昼弁当

   森林公園では「トベラ」雌株・雄株の同定「コゲラ」の餌捕り、「シジュウガラ」の子育て観察、
   公園内何処にでも自生していた「ニワゼキショウ」、満開を迎えた「カナメモチ」の花「コバンソウ」
   の群生等々飽きることの無い観察活動であっという間に予定時間が過ぎてしまった。
 記念撮影
                  
                       
 
5月30日(火) 自然観察2 講師 菅井啓之先生 鶴見緑地 終日野外講義
   最初に鳥の羽毛を飛ばして、生命の営み・自然の仕組みを考えることを教わる。
  
 
   枝垂れ桜で実(サクランボ)・虫コブ(アブラムシ)・蜜線(バラ科サクラ属には必ずある)
   カメムシの卵・孵化
   
   ラクウショウの木の下で「ヤブラン」(日陰を好みいきいきとしている)と「水仙」(日向を
   好み葉がねじれていて、日陰のため皆倒れている)の違いを観察。
   榎とラクウショウの発芽を観察。

   日向の植物「ツメクサ」敷きレンガの目地で少ない有機物で生き、小さな花を咲かせている。

   メタセコイアー実(松ボックリ)−用水路に水を求めて伸ばしている根ー枝の伸ばし方。

   アキニレー木肌がはがれて落ちるー同じ形はない。

   イスノキ(マンサク科)−葉についた虫こぶー大きな虫こぶ

   ペチュニアー花の蜜ー葉の繊毛(虫が歩けない)。

   アガパンサス(ユリ科)−葉を切っても基幹節が繋がっている状態

   クスノキー花ーオシベの形ー木幹の切り方ー自分で不要な枝を落とす。

   カエデー実(プロペラ)中は空洞で秋までに実が成る。イワウルシー葉に蜜線かぶれない。

   コナラー雌花(1年成りの小ドングリ)と雄花。   スズメムギー葉笛を作って遊ぶ。

   ムクドリー食事ー草刈跡に餌の団子虫やミミズが沢山出てくる。

   舗装材として使われている数億年前の生物化石。贅沢にも我々はその上に立っている。

 
沢山の植物や鳥を見て科学的に自然を読むことを学んだ。  

   6月1日甲山森林公園でエノキの虫こぶ「エノキトガリタマバエ」の幼虫を採取撮影。

 
 6月6日(火)の有馬富士昆虫採集は、九州山旅のため、6月22日(木・風組)に振り替え受講します。
 
 6月13日(火) 植物の生活@ 講師 山本博昭 先生 場所 NPOプラザ
  
 
 1 植物の種についての基礎知識
  
  2 植物のライフサイクル 教材のナズナが無くマメグンバイで学ぶ 
花    実    種 
         種子ー発芽ー成長ー生活活動(生産と消費)−生殖
 
  3 成長 双子葉植物と単子葉植物  @分裂組織と形成層  マメグンバイの茎の断面
        Aシュート B長枝と短枝
  
  4 葉の働き @蒸散 A光合成 B呼吸 C補償点 D窒素同化
  
  5 花(生殖器官) @花は葉が変化したもの A外側から がく片、花弁、おしべ、めしべ、と並ぶ
        B花は茎の先端につく場合を除き必ず葉腋につく C植物たちの性 雌雄同花(両性花)
        雌雄異花(単性花) 雌雄同株・雌雄異株・雌雄雑居性
        D花と果実
 
 だんだんと専門的な講座となり、憶えるのが大変だ。  スライドの一部

 
 6月20日(火) 植物の生活A 全般講師 児玉勝久 先生 1班講師 大手先生 場所 万博公園
  
  児玉先生の全般説明の後班ごとに野外観察を行う。
  
  午前中は樹木の樹形、高木・低木(枝うち型・株立型)、シュート(短枝・長枝)、葉(どこから葉なのか・
  葉脈の互生・対生)、虫こぶ(エゴの木の猫足)

  午後は野草を中心に観察をする


  以下デジカメ写真での記録を掲載する。

  1 万博のシンボル 「太陽の塔」
  2 メタセコイアとラクウショウの 「葉の違い」 「実の違い」
  3 ヒマラヤスギの 「シュート(短枝・長枝)」 「実ーマツボックリ」=乾くとバラバラになる
  4
 アラカシとシラカシの見分け方 「葉の鋸歯の付き方」
  5
 サンシュウ(低木)の 「葉と実」
  6 エゴの木の 「虫こぶー猫足」=中には油虫が入っている
  7 クロガネモチの 「雄株の花」・参考=「雌株の花」
  8 ニレの 「葉ー非対照」
  9 浮葉植物 「ヒツジグサ」と抽水植物 「コウホネ」
 10 シャシャンボ(小小ん坊)の 「蕾ー秋に紫色の実ー美味しい」
 11 カツラの木 「葉がハート型」 不定芽が多く出る
 12 ギンドロ(低木) 「葉の表・裏」 地下茎から多くのヒコバエが出る。
 13 アカメガシワ 「幼葉がなぜ赤い」ー紫外線から身をまもる
 14 イヌビワ(イチジクの仲間) 雄木・雌木あり、 雄木でも実が成る(イヌビワコバチが雄木の実の中
     に入り花粉を着けて雌木の実の中に入り受粉する。  「実の写真」
 15 ヤハズソウ 「葉を引っ張ると鋏型に切れる」
 16 オランダカラシ(クレソン) 「花」
 17 ヒメジオンとハルジオンの見分け方 
    「ヒメジオン」は“ ヒメダカズ ”、茎についている細い葉が茎に巻きついていない。開花が遅い=6月
    「ハルジオン」は蕾が下がっている=開花が早い=5月
 18 カラタチの 「葉柄と実」
 19 オカメザサ=節の部分に古い皮が着いていない=竹である 「説明書き」
 20 ラクウショウの 「気根」
 21 キキョウソウ= 「閉鎖花」
 22 ノキシノブ=着生植物 「クスノキに着いている」
 23 「ハンゲショウ」=なぜ先の葉が白いのか?


 6月22日(木) 昆虫採集と同て 新三田駅〜有馬富士自然公園 講師 宮武頼夫 先生

    緑組6月6日の代替出席(風組の授業)
 
   新三田駅9:30集合:10:00スタート 天候:雨 
     採集風景  ・ キチョウ ・ アゲハチョウの幼虫 ・ エノキトガリタマバエの虫嬰 ・ 有馬富士
  
   有馬富士自然学習センター12:00着 昼食 13:00〜14:50 同定
      1班は 48種類を同定した  発表風景

   有馬富士自然公園15:27発のバスで新三田駅へ

  
昆虫ではないが、初めてお目にかかった 「オオギセル」 持ち帰って撮影。

 
 6月30日(金) ランドスケープと里山 NPOプラザ 終日座学 講師 上甫木昭春 先生


  A−3版12枚24ページにわたるテキストには先生が直接現地で撮影された多くの実例があり、
  また里山の歴史的な変動も分かり易く解説された。
  中でも身近な六甲山再度山や西宮浜の環境変化と海浜植物の変化は自宅から毎日のように
  散歩で見慣れていたが、明日からの散歩にまた違った楽しみが加わったように思う。

 
 
スライドによる講義の様子   帰り道、福島区役所付近の道端に咲いていた 「ワルナスビ」 の花

 
 7月4日(火) 植物の多様性と植物園の果す役割ー絶滅危惧種の保護を例としてー

                      場所:大阪市立大学付属植物園(私市) 講師 岡田 博 先生
 
  午前中は室内でスライドによる講義、植物園の機能
    @オランダのライネン植物園(植民地から導入した植物を育て研究する。
    Aパラゴム、シンガポール植物園(天然ゴムの研究)
    Bアブラヤシ、ボゴール植物園(1848年アフリカから導入ー台所の洗剤)
   等を例に歴史的にも立ち遅れた日本の現状とこれからの取り組みを説明された。
   
   地球環境の急激な変化と生物の多様性ー伊吹山での「トリカブト」に対する林床・光量の実験例。

  午後は最初に「チャンチンモドキ」を観察し、屋外の水槽で水生植物の生育実験状況の説明を受ける。
    @デンジソウ Aミズキンバイ Bガシャモク Cトチカガミ Dエンコソウ Eタチモ Fヒシモドキ
    Gガガブタ Hヒメコウホネ Iアサザ Jミツガシワ Kミクリ Lエゾミソハギ

    水生植物の後、「トケイソウ」の説明、「メタセコイア」の最初の導入林、シナユリノキとユリノキの
    違い、最後に百年に1回咲くと云われる「アオノリュウゼツラン」で授業を終える。

    園内の各所に「ネジバナ」咲いていた。

  急ぎの用があるため此処で早退、駅までの途中、水田で「カブトエビ」を捕獲し撮影した。

 
  7月8日(土) 午前中 CONEの理念 場所:福島区民センター  講師:菅沼 洋 先生

                   
                   シンボルマーク「フウセンカズラの実」
                              “あなたと一緒に飛び立ちたい”


                   プロジェクターによる、全29画面に及ぶスライドで講義が進められた。

                 
29画面のスライドショー

            午 後  社会貢献事業 事例発表
                   
                   8画面のスライドショー

               
   先輩方の熱心なボランティア活動に敬服しました。
 
 
7月11日(火)〜12日(水)   宿  大阪市立びわ湖青少年の家 

   11日  10:00 近江高島駅ガリバー像前集合 
        10:20 びわ湖青少年の家到着
        10:40 オリエンテーション
        10:56 ハイキングスタート
        13:05 鮒寿司製造元
        13:35 万葉歌碑
        13:40 音羽古墳
        14:10 砂防ダム公園  イシクラゲ  チャート(ホーサン虫の化石)
        19:07 K 理事挨拶  キャンドルサービス  キャンドルファイヤー
        19:15 ゲーム、 フォークダンス   世界の衣装・一生  スーダラ節 
                    ヨシ笛   生年月日当て

  12日   7:00 ラジオ体操  全員の記念写真
         
        講座@ 琵琶湖の水生植物    布谷先生   スライドショー
    
        講座A 琵琶湖の水生動物    秋山先生   スライドショー

        講座B 琵琶湖のまわりの昆虫  八尋先生   スライドショー

        各班班会議   1班記念写真   解散

       15:30 バスで草津駅 15:50 

   
夏季合宿のアルバム
  
 
  7月18日(火)  場所 奈良公園〜春日山  講師 森本先生他 「ならなぎ」 の3名の皆さん     
  
  天気予報では終日雨の予想であったが、雨具をつけるほどでもなく、足元の山蛭対策だけはしっかりと
  スパッツを着けてスタート。  森本先生の講義
           
  以後班毎に移動 しながら、奈良公園特有の樹木〜春日山の
原始林の説明を受ける。

  春日山に多い「ナギ」は熊野速玉神社のご神木で熊野地方と四国の一部にしか見られないとのこと。

  主な樹木・草本---基本的に鹿が食べない草木が繁殖している。


  @イチイガシの葉 Aカヤの葉 Bモミの葉 Cマツカゼソウ Dイヌガシの葉 Eダンドボロギク

  Fジャケツイバラの葉 Gイワヒメワラビ Hレモンエゴマ Iマルミノヤマゴボウ Jオガタマノキの葉

  Kナギの葉・実・幼木林 Lイラクサ Mウラジロガシの葉 Nツクバネガシの大木 Oホソバタブの葉

  Pナナミノキの葉 Qシロダモの葉 Rイブキビャクシン Sイズセンリョウ 21ナンキンハゼの雌花

  22モクレンの実


  植物ではないが 奈良公園の掃除屋「ルリセンチコガネ」 「蝉の脱皮」 被害に遭った「ヤマビル」
 
 
 7月25日(火) 「里山観察」 講師 里山倶楽部事務局長 寺川裕子 先生  
                                  
                                場所:
大阪府河南町持尾地区の「かぼちゃの家」
     「かぼちゃの家」の由来里山倶楽部代表理事で里山の持ち主でもある久門太郎兵衛翁が幼少の頃
     かぼちゃの花を折り、祖父からずべての生物に生命のあることを教えられたことが翁の原点となっている。


   午前中は久門翁の里山に入り松井講師から里山管理の説明を受ける

     先ず目に付いたのが「ヤブミョウガ」の花、手が届くような所に「ムクロジ」の青い実が沢山成っていた。
     「真竹と孟宗竹」の違い、「檜の植林帯」に真竹が浸入し檜が駆逐されようとしている様子、「キハダ」
     人工林、10年前は笹の藪で覆われていた頂上一帯「クヌギ・コナラ」 を植林し、1回目の萌芽更新の
     時期を迎えている。「ササユリ」もやっと生育してきたが心無い人間に球根を盗られてしまった(食用に)。
     最後は楠木正成ゆかりの「持尾城址」(336m)に上り里山観察を終える。「持尾地区の集落」

   午後は久門翁の座敷で寺川先生から里山倶楽部の組織・活動状況の説明を受ける。
    
    
寺川先生の説明用写真パネルをデジカメ転写したので12枚のスライドショーに編集する。


 
 8月1日(火) 自然体験活動理論と救急救命法 (講座記録を転載します)

 
 
 8月22日(火) 磯の生物(採取と同定)  (講座記録を転載します)
 
 8月26日(土) 淀川の自然を楽しむ会ー干潟で遊ぼうーシジミ採り 主催:淀川環境管理財団
                                                  協力:シニア自然大学
   午前中:柴島浄水場内 水道記念館会議室で座学
        講師:水道記念館課長横山達也先生 「淀川の水生生物について」
        
        淀川の代表的な魚 「イタセンパラ」 の繁殖生態の研究には脱帽しました
        ーー雌が産卵管を二枚貝の出水口に差し込んで産卵し、雄が吸水口から精子を入れ
        て二枚貝の中で受精し、卵が成長して孵化するーー
        二枚貝は体の中でイタセンパラの卵を成長孵化させることで渇水期の危機を脱し、生
        き延びることが出来る。(卵を抱いていない二枚貝は死ぬそうです)
 
        横山先生のスライド  水道記念館  記念館内での見学

   午後は:淀川に入り生物採取ーー殆どシジミ採り

         生物採取本部テント  シジミ採り1  シジミ採り2  収穫のシジミ

 

 8月29日(火) 磯や干潟の生物   (講座記録を転載します)

 
          
   講座の全スライド

   

 9月5日(火)) 淡水魚類ー人間は魚の成れの果てー脊椎動物学入門
            講師:前畑 政善先生(医学博士・滋賀県立琵琶湖博物館)
          場所:NPOプラザ3階教室

 
第1章 淡水魚類概論
          1、「魚類」とは何か?
          2、魚類の進化 
          3、魚類の形態
          4、淡水魚とは何か?
          5、淡水魚の分布
 

 第2章 魚類の生態と環境

          1、淡水魚類の一般生態、環境
          2、琵琶湖の魚の生態と環境
          3、河川や池沼の魚類の生態
          4、水田地帯出現する魚類の生態
          5、魚類にとっての水辺エコトーン(移行帯)の意義
          6、日本の淡水魚の現状と保全
          7、人為作用による魚の繁殖生態の攪乱
          8、外来種の浸入と生態系の攪乱

 
第3章 魚類調査法
          1、魚類調査法
          2、魚体の保存
  

     
講座の全スライド

 
 
 9月12日(火) 「淡水魚A(採取と同定)」  場所 : 滋賀県瀬田川支流大戸川
                             講師 : 前畑 政善 先生

            
     先週のNPOプラザにおける淡水魚の座学講座の実践として川に入り魚捕りをする。
    魚捕りの道具は、前畑先生が@投網A手網BバケツC図鑑を全部用意してくれていた。

    10:00 大戸川の土手でミーティングの後、陸上での投網練習・・・難しい。
    10:50 緑組60数名が一斉に川に入る。
    12:00 弁当
    12:30 各委員会
    13:30 同定発表
    14:30 終了

    1班の採取生物  ドンコ・カワムツ・ムギツク・メダカ・シマドジョウ・ギンブナ・デメモロコ
               ニゴイの幼魚・ギギ 計魚9種
               ミルヤンマ・コオニヤンマ・オタマジャクシ(食用蛙)・アメリカザリガニ
               カワニナ・エビ3種

   
採取風景のスライド写真

   魚のほかに河原で見つけた 花達・・・@ ガガイモ A ツユクサ B アカバナノユウゲショウ
                         C ニラの花  BCは他の場所で撮った写真です。
                         D ・・・・・  E ・・・・・
                            種名が分かりません、何方か教えて下さい。

 
 9月19日(火) バッタと秋鳴く虫  講師:宮武 頼夫 先生 アシスタント:昆虫科の皆さん
                                          :きんひばりの会の皆さん

            
           12:30〜14:30 NPOプラザ教室での座学・・・宮武先生のスライド
                                               バッタの標本
                                       竹の虫かご
                                       竹細工@ 竹細工A


           バスで移動ーー淀川河川敷へ15:15
           

           バッタ捕り15:30〜16:00    写真@  写真A
           バッタのオリンピック〜16:45  スライド写真 我が1班準優勝
           夕食・委員会17:30まで

           鳴く虫の観察 17:30〜19:30  
            
 
             
      18:37 ストロボの閃光にも動じず懸命に演奏する 「カンタン」
                 
                
今晩のオーケストラー(鳴いた虫)
                    
コオロギ科:  エンマコオロギ・ミツカドコオロギ・ハラオカメコオロギ・ツヅレサセコオロギ
                              クマコオロギ・シバスズ・マツムシ・カネタタキ・カンタン・ヒロバネカンタン
                              ハヤヒバリ
                    キリギリス科: ナミツユムシ・セスジツユムシ・オナガササキリ・ウスイロササキリ


             班会議19:30〜20:00 解散
          
 
  9月26日(火)「森林@」 講師:斉藤 洸三 先生 場所:NPOプラザ3階教室(終日座学)


  別紙レジュメ「森林・林業の現状」18年版、「そこが知りたい」18年版・・・営林管理事務所

  産業革命以前の燃料は木材であったーー地球の森林が裸になった。
  石油の発見によって森林が救われたーー化石燃料でCO2の多量発生を招き温暖化を進めている。


                   講義のスライド
 
  9月30日(土) 教育実習 深北緑地(四条畷)「自然ふれあいイベント」 10:00〜16:00

  催しコーナー
   バッタのオリンピック・・・・・・・・・・・・・・・来場実績・・・60人×3階=180人
   自然工作 この中の「栗坊」を担当・・・ 来場実績・・・572人、内栗坊167人
   自然観察      
   ネイチャーゲーム
   エコ工作・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・来場実績・・・350人
   伝承遊び(竹馬)・・・・・・・・・・・・・・・・・・来場実績・・・208人
   紙芝居・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・来場実績・・・200人

                  
会場風景のスライド

 
 10月3日(火)「森林A」 高槻上の口 檜植林の間伐体験  講師:斉藤 洸三 先生

  R高槻駅からバスで15分、上の口バス停から徒歩で15分、高圧鉄塔の下の広場で
  ミーティングの後、高槻森林組合の檜植樹林に入り予めテープ巻きした間伐樹を各班
  2〜3本担当する。根元幹周り10cm以下、樹高10m以下の小さい木が対象である。
  1班は2本を選んで伐採する。伐採方法は斉藤先生の指導で、先ず倒す方向を決め、
  そちら側の幹を水平に三分の一ほど切り、上から斜めに楔状に切り込みをいれ、反対
  側の10cmほど上を水平に切り後は手で押し倒すーーこれを「ツル切り」と云って木が
  大きく跳ねて怪我をしない用にするためであるとのこと。
  切り倒した木は1m毎に2〜3cmに輪切りして、鉄塔下の広場に持ち帰る。
  
  昼食・各委員会。

  午後は鉄塔下のブルーシートで斉藤先生の座学(森林の分布ー約1時間)。
  
  その後班毎に輪切りにした間伐材の径・年輪を調べて、発表ーー先生の講評。
  同じ年月に植樹した木だから、根元の年輪が皆同じなのは当然のことである。

  班会議後、15時解散。
秋晴れの好天に恵まれ、檜の森林浴を兼ねた良い体験が出来た。
                  
              
間伐実技のスライドショー
 

 
 
 10月10日(火) 樹木の観察(木の実とどんぐり) 私市植物園 講師:岡本素治 先生

 午前中は別紙レジメとスライドでの座
   
  
 1、色々な果実  果実の分類  形態学的由来から
                       機能面から
  
   2、ブナ科の果実     特性  殻斗とは何か
                       ブナ科の分類

     殻斗の形態 ブナ亜科 ー  殻斗が二つ
             クリ 亜科 ー  殻斗が三つ  「私の木」のマテバシィー観察中の疑問が
                                 解けました。
              コナラ亜科 ー 殻斗が一つ


                                     
スライド

 
午後は岡本先生と園内の樹木・果実・ドングリを観察
   
  
ツクバネガシ・スダジィ・ツブラジィ・イスノキ(大きな虫こぶ)・クヌギ・アベマキ・ムクノキ
  エノキ・ムクロジ・ホウノキ・トチノキ・チャンチンモドキ(実が美味しい)・ナツフジ・アケビ
  シリブカガシ・イイギリ(赤い実)・タイサンボクの実・クロナラのドングリ・アカナラのドングリ
  ツチアケビの赤い実・ブラジルヤシの実(美味しい)

                                   
 スライド
  
  10月12日(木) 自主観察会 甲山森林公園 緑組1班 観察記録委員会主催 37名参加
                        講師:飯田 肇 先生(日本野鳥の会兵庫県支部)
  

  阪神西宮駅からバスで甲山森林公園へ、飯田先生のミーティング後、10時から観察開始。

  甲山の植物 *植生環境 土質・地域環境ー最近5年位で樹木が大きくなった。
                             落葉広葉樹林が葉を落し肥料となって木の成長が
                             早くなった。
                   樹木・豊富な樹種 常緑樹:約110種、落葉樹:約140種、つる植物
                               約20種。
                   雑木林の遷移  松枯れなどで 落葉広葉樹林が照葉樹林へ。
                   樹木名札 200種余 2000枚近く取り付け。
                          オリエンテーリングを兼ねた「はてな札」60枚園路に設置。
                   草本 過去400種を確認 市街地雑草が多く、山野草は少ない。
                   草本の遷移-人的攪乱、帰化植物の浸入など。
  
  観察の楽しみ方=自宅近くに観察フィールドを持つ。日常の散歩・移動中でも必ず小さな変化が
             ある。(大変気に入った言葉)
 
  草本30種の観察予定が、飯田先生のあまりにも熱心な説明と受講生の質問で、
       @ イイギリ A ホルトノキ B ナワシログミ 
C カエデドコロ D シャシャンボ 
       E ナツハゼ F ヤマハギ G マルバハギ  H ツクシハギ

       で予定の2時間が過ぎてしまった。
       蔓植物の「右巻き」ー横から見る、「左巻き」ー上から見る、の定義・・・同じ蔓でも見る
       方向で正反対になる(学問上は上から見る左巻きが正しいとのこと)・・・
本日一番勉強
       になったこと。


  昼食後は、各班ごとに「はてな」樹木札60種をオリエンテーリング、これも13時30分までには全部
  まわることが出来ず、半分くらいで終了。野外ステージで記念撮影後解散。
     



 10月17日(火) キノコ・菌類 柏原市立玉手山公園  講師:福田 裕 先生 終日野外講座
 
 菌類(キノコ)の基礎講座ー別紙レジメー致命毒性菌類及びキノコの毒

 
 9:50 公園広場で福田先生のミーティング、大台ケ原で採取した「ホンシメジ」を観る
 10:40 移動、移動中「ツチグリ」 「シバフタケ」 「テングタケ」 その他を観察
 11:30 展望台で講義 「キノコの形態図」
 13:00 昼食後各班毎に山に入り、キノコの採取、 「ワカクサタケ」 「ヒイロタケ」 その他
 14:30 同定発表 1班の発表

 
 10月24日(火) 「循環型社会創りの実践と市民・NPOの役割」 場所:NPOプラザ

                       講師:NPO法人大阪ごみを考える会理事長 森住 明弘 先生

 
 1.大きく発展したシニア自然大学
  
   ◎ 一教室十数人から始まったこの大学、現在は
     四教室にまで発展!
   ◎ マネージメントは 経営学の祖ドラッカーの造語
     とか。
   ◎ 「経営」の「経」=つね、「営」=いとなみ、毎日
     仕事が途切れないようにすることが経営であり
     金儲けに専念することではない。
   ◎ シニア自然大学は仕事が途切れなくなり、経営
     に成功している。
  
  2.便利な生活は自分vs自然、自分vs社会の関係を希薄化する。
   
   ◎ 自然と聴いたとき、思い出すイメージは?
      六つの自然像がある。@ぼんやりした状態 A原風景 B大きな自然 Cふるさと D身近な生活
      の場所 E宇宙・地球 Fこれらを総合した複合イメージ。
    @ 人間は矛盾した存在である、悪が内包。 A自然は油断大敵 B地域社会のルールを学ぶ。

   ◎ 生産=「いのち」、消費=「いのち」、廃棄物、地域社会が消費の場だけになった。

   ◎ 生と死は二極ではなく、表裏一体である(細胞の生と死)

   ◎ 善と悪、美と醜、生と死、健康と病気、相対立する基本概念は表裏一体の関係 W色即是空”

   ◎ 「形の悪さ」=マイナスイメージ=曲がったキュウリは売れない。「色」「臭い」も同じ。

 3.自分vs社会の関係を再編する

 4.思想曲線は右上がり、技術曲線は右下がり。 

   ◎ 思想的にはリデュース>リュース>リサイクル
     であるのに行政はリサイクルを優先する。
     リデュース・・・買い物袋持参ーCoop神戸

   ◎ リサイクルであっても3種混合(ビン・プラスチッ
     ク・カン)−大阪市

 5.地域での社会技術開発

 6.モノ汚染対策は完了、対行政・企業にはW制度疲労改善技術”の提案と実践が肝要
  
   ◎ ダイオキシン対策のメリット・デメリットは?・・・能勢町の焼却施設騒動
 
   ◎ 寝屋川市に建設中のリサイクル施設は、杉並病になると住民は反対している。

 
 10月31日(火) 万博ネイチャー準備(講座) 場所:鉄鋼館 10:00〜15:00

 中央入り口からの
 太陽の塔(左)

 
 準備作業をした
 鉄鋼館(右)


 緑組1班の企画 「エコ材料を使ってあそぼう」 

    
ペットポトルでカブト虫   牛乳パックでフリスピー   牛乳パックでパクパク人形
 
   夫々の必用な材料を取り揃える。 看板をつくる。

   ラリーの景品30個(クリボー15個・モックン・鉛筆15個)を作る。

(左)作業の模様


(右)企画品の発表



 
 
 11月7日(火) 樹木観察(高山) 金剛山 講師:斉藤 洸三 先生

    強風の為、ロープウエイが止まり、山頂までハイキングとなり、道すがら樹木の観察
  

   金剛山ロープウエイバスターミナル

        出発前のミーティング

 バスターミナルに植えられていた
              オガタマの木の実

 コブシの花芽 冬篭りの秘密
         水分を無くして凍結を防ぐ

  オオバアサガラ 
       川筋に生育し水分を好む

杉葉 日本海側の杉は針が立っていないため
    痛くないー太平洋側はたっていて痛い

 杉の根 地表面の僅かな土から栄養分を
       とっている

  ヤハズアジサイ
        金剛山が北限

  杉こぶ 
     杉の病気(癌)

 コクサギ(小臭木=葉が小さい))
   葉が2枚づつの互生(コクサギ型葉序)

イノコヅチ(引っ付き虫)これはヒカゲイノコヅチ
 虫こぶ 中にタマバエの幼虫が入っている

 杉のトックリ病
   根元がトックリのように膨らんでいる

ウリハダカエデ 葉を虫に食わせることによって
          下の葉に太陽の光を当てる?

  アカソ
     コアカソより葉が大きい

   マユミ 頂上に大木があった 

 ヤマナラシ
   風が吹くと葉と葉がこすれて音がする

ブナ ブナ科の中でブナだけが、葉脈が葉の
   切れ込みに伸びている(見分け易い)

  
   斉藤先生のユーモアあふれる講義
ブナの実=数年(2〜7年)おきに結実する

理由:大変美味しい実のため毎年結実すると
    ネズミ等の動物に全部食べられてしまう。
    数年おきに沢山結実すれば食べ残しが
    出て発芽し子孫を残すことが出来る賢い 
    木だ。との説あり。
    ならば何故不味くしないのか?



他にも沢山の樹木を観察したが省略します。
 
               

 眼からウロコ   

      
@ ブナの葉脈=簡単な見分け方・数年おきに結実する理由。  
           
      A 高野山に竹が無いわけ(修行の山ー女人禁制=竹細工のような綺麗なもの
        を禁止していた)今はあると思うが? コウヤボウキとの関連疑問が解けた。
           
      B 大台ケ原山の「トウヒ」の立ち枯れ白骨林ー伊勢湾台風の潮風で枯れた。
              
            
今日は三つ賢くなった。

         
  
 
  11月14日〜15日 緑組 秋季合宿  場所:国立曽爾少年自然の家

 
 1、集合場所 : 近鉄名張駅 10:00〜ファームガーデン〜少年自然の家12:00

 2、行   事 : 14日(火) 午前 入所式  午後 ハイキング  夜 グループ別懇親会
 
            15日(水) 午前 東森 先生の講義と野外実習(曽爾高原の地形と地質)
                       13:00 班会議 〜 13:30 退所式
 
 3、解   散 : 14:00 バス乗車〜近鉄名張駅14:40 解散
 

   
                       
  写真集  @ 

曽爾自然の家到着

入所式

曽爾三山

グループ別懇親会D

退所式
                     
                    
写真集 Aハイキング
               
             写真集 B サンセット スライドショー



           写真集 B 東森 先生 の講義 スライドショー

 

 11月22日(水) 大阪の地質 場所:富田林かんぽの宿 講師:樽野博幸 先生

  富田林 蒲バス停から地層の説明を受けながらかんぽの宿へ
     
     地点12.大阪層群ピンク火山灰層

     九州大分の巨大噴火で飛んできた
     火山灰、約100万年前。

     クレンザーのようなきめの細かい火
     山灰。

     生痕化石が見られる。
     海にたまった地層。
 

  地点12.嶽山火山岩  流理構造、溶岩の流れた跡が見られる=石に模様がある 

  10:00から「かんぽの宿」研修室で樽野先生の講義
     

     別紙レジメとスライドで 1.大阪の地形と地質の関係
                    
                    2.プレート・テクトニクスと日本列島
                    
                    3.大陸と大洋に時代 @丹波帯の地層(主に北摂山地で見られる)
                                   A領家帯の花崗岩と泉南層群
                                   和泉層群
                    
                    4.列島の時代     @日本海ができる
                                   A大阪にも火山があった
                                   B大阪二ゾウがいたころ
                                   C段丘の時代
                    
                    5.大阪平野ができる時代
                                   @古大阪平野の時代
                                   A河内湾の時代
                                   B河内潟の時代 
                                   C河内湖の時代
     講義のスライド

  午後は調査地点を移動しながら、汐ノ宮・嶽山付近の地質 野外実習
  

  地点10.嶽山火山岩と甘南備累層

    地点9.風化した花崗岩

      地点8.甘南備累層

  讃岐石の石垣、二上山の石

   剃刀の刃のような讃岐石

  地点4.石川の河床、柱状節理

  石川河床の柱状節理(玄武岩)

   石川河床の現河床堆積物

  石川河床の炭酸ガス噴出状況

  



 11月28日(火) 「NPOとボランティア」  場所:NPOプラザ  講師:中村順子先生

 1.日本のNPO 
            NPO法人                約28000
            公益法人(財団法人・社団法人    約25000
            社会福祉法人              約19000

 2.NPO法人の実情
            @活動分野・・・・・17分野のうちトップは保健・医療・福祉
            A経済的規模・・・年間事業規模 500万円以下 約50%
            B資金構成・・・・・事業収入(自主・受託) 助成金 会費 寄付など
 
 3.NPOの社会的役割
            行政ーNPO−企業
               行政や企業では出来ない“隙間的な事柄”を行っている。

 4.NPOの人的構成 
            スタッフとボランティア

 5.NPOにおけるボランティアの役割
            @ボランティアの生きがい創出
            A経済的効果
            B多様性の対応
            C広報と情報開示
            Dスタッフの教育的効果

 6.ボランティア活動の領域
            @目的・・・パーソナルサービス ソーシャルサービス
            A対象・・・施設 在宅 団体 集団援助
            B領域・・・保健施設 国際 文化 自然 災害 レクレーション 教育
              障害 犯罪
            C方法・・・経済 物資 労力 介護 心理 相談

 7.活動の実際
            *パワーポイント 

        
講座のスライド      ワークショップ
       

 12月5日(火) 「ボランティア実践」 大阪府立金剛コロニー 講師:兎の会 竹尾公秀 代表
                                             企画調整室 田村さん

  わたしらしく 生きる

   施設の紹介ーコロニーのあらまし      スライド
知的障害児施設・・・・・・ しいのき寮

知的障害者更生施設・・ すぎのき寮
                くすのき寮
                かしのき寮
                もみのき寮
知的障害者授産施設・・ かやき寮
                ひのき寮
                若松寮

地域生活総合支援センター・・ゆう

知的障害者通所授産施設・・ワーク くみのき

診療所

企画調整室

  午後はボランティア実践  各班10名づつの入所者の方との遊びで懇親  
                                       

 12月12日(火) 「環境問題概論〜今私達に出来ること」  

                             会場:NPOプラザ3階
                        講師:立山裕二先生(エコロジー経営研究所)


 

 
 12月20日(水) 「哺乳動物」 場所:NPOプラザ 講師:川道三枝子 先生(理学博士)
             
             川道先生はご夫妻で哺乳動物を研究され、シマリスの世界的権威者。
             家にムササビも飼っても飼っておられる。
             知床原生林(ミズナラ)の保護運動をで、シマリスのための保護林指定に成功された。
             来年カナダに40日間シマリスの研究に行かれる

   先日、六甲山の滑落事故で35歳の男性が24日ぶりに救出されたニュースがありましたが、彼は冬眠状態
   で助かった。救出された時の体温は22℃、外気温が低かったために冬眠状態で生命が保たれた。
   熊に近い体質で人間にも冬眠の可能性があることが証明された。

   カモノハシー卵を産むが哺乳動物
   ムササビ ー手の指は4本、足は5本。
   地上生活の哺乳動物は尾が短い。
   樹上生活の哺乳動物は尾が長い。

   先生が集められた哺乳動物の標本骨格

  ムササビの写真

   シマリスの生態ースライド写真

              

 12月25日(月) 各組合同講座  自由受講  場所:NPO
             
            午前 「子供の自然に対するものの見方・考え方」 講師:田川俊正先生
            午後 「NPO という生き方」 講師:島田 恒先生
      

 2007年1月9日(火) 哺乳動物 A 場所:芦屋商工会館〜高座の滝上の
                            高座川第二堰堤

                        講師:川道 美枝子 先生


  午前中 12月20日に続いて座学  *温暖化で北極の氷が融け、北欧の海は塩分が
                          少なくなり将来人間が住めなくなる(朝日新聞ー
                          ペンタゴンの発表)                        
鹿の尻が白い理由

  群れで移動するとき、
  後を追う鹿のため目立
  つように。
  
カモシカは牛の仲間

  角は永久に伸び続ける
  1年に1刻み伸びるが、 
  メスが出産した年は、
  伸びが小さい。

  猪は母系家族、平均寿命は6歳位、最長18歳(芦屋の猪)

  その他のスライド写真         時間が余り、残り30分は専門のシマリスの講義。

 
 午後は高座の滝上の高座川第二堰堤へ徒歩で移動して、猪の観察。

   学
術試験用に飼いつけてある猪を永年餌付けをしているS老人が堰堤へ3頭のメスを
   集めてくれて運良く観察することが出来た。

  残った疑問点・・・猪は従来の知識では夜行性と思っていたが、午前中の講義で
             昼行性との説明、自分の考えでは人里近くの猪が人間の餌付け
            で昼、餌を貰いに来るため、昼行性になったのではないかと思う。
            六甲山をハイキング中、登山路脇を掘り、竹の根等を漁った跡が
            たくさんあるが猪には出逢ったことが無い。また泥場でも昼間は
            見たことが無い。

            S老人は個体数が減ったと言われたが、私は減っていないと思う。
            震災前は第一堰堤でも3人の餌付け老人やハイカーが常時餌を
            与えていたため60頭くらいが集まって来た。その後県条例で餌付
            けを禁止したため、またハイカーのマナーもよくなり餌をやらなく
            なったため、本来の夜行性を取り戻したものと考えています。

            インターネットや他の文献で調べても、全て夜行性と書いてある。
            
 
 1月16日(火) 都市計画と環境 場所:NPOプラザ 講師:中山 徹 先生
                                           (奈良女子大学大学院助教授)

  都市計画法の概略 都市計画区域(千早村を除く全大阪府)

               ○ 市街化区域   =既成市街地及び10年以内に市街化する地域
               ○ 市街化調整区域=当分市街化を調整する地域

               容積率 =建物延べ面積の規模(上限)
               建ペイ率=建物を建てる面積(上限)
  

  公園法  地区公園  =  1中学校区
   
         近隣公園  =  2小学校区

         街区公園  =  4幼稚園+保育園

         大阪の公園  明治の初期、箕面に出来た。

                  昭和12年にはグリーンベルト(今の中央環状線)計画が
                  あったが、16年戦争 に突入して実現出来なかった。
          
                  内側にもう一つグリーンベルト計画(戦前ー防空)があったが
                 1946年戦災復興計画で無くなった。
                    
                  四大緑地 服部緑地・鶴見緑地・大泉緑地・久宝寺緑地

                  池の利用・・・溜池オアシス


         人口減少と都市計画の見直し・・・出生率1.26・・・ドイツ・イギリスも低い
                 
                 日本の人口2005年がピークで12700万人
                        2100年には8000万人〜4000万人

        ソウルの都市再生・・・ソウル市のホームページ へ リンク

                      高速道路を解体し昔の川を再生して、見事に自然を
                      取り戻した。

        ヨーロッパのLPT(路面電車ー再生) フランス・ストラスプールを中心に
    

        人口減少は 「失われた自然環境を取り戻す」 チャンス
      
 
 1月17日(水) 鳥類入門 場所:伊丹スワンホール、昆陽池  講師:山根みどり先生

  午前中:スワンホールで座学
     
     1、鳥の飛翔 @ はばたきと尾の使い方
              A 飛び方のいろいろなパターン
              B 羽毛の構造とその機能
              C 羽毛の成長
              D 羽毛の色彩
              E 換毛の仕組み

     白鳥の羽毛

     コンドルの羽毛

    コウノトリの羽毛


鷲が大きな魚を水中から引き
上げる。

右、空気抵抗を少なくするため
魚を足で水平に持つ。


    ペリカンの飛行
左、ハチドリのホバリング

       
        
2、体の構造   @ 骨格         
                  A 筋肉
                  B 消化器系と内臓-「そ嚢」と「砂嚢」
                  C 循環計
                  D 呼吸器系      
鳥の呼吸器は空気
を一旦9つの「気嚢」
に入れてから肺に
取り込む。
そのため8000mを
越えるヒマラヤの上
を越えることが出来
る。

   (写真右)

                  E泌尿生殖器 ー 穴は一つ ー 排尿・排便・排卵


卵が出来て、出産するまで

                 F塩類腺ー海鳥が余分な塩分を排出する

                 G視覚ー遠くの小さな獲物でも素早く見つけることが出来る
角膜が素早く伸びて
ズーム効果になる 

  午後 昆陽池での野外観察ー目視できた水鳥・野鳥
 
    ガンカモ科、 ハシビロカモ・キンクロハジロ・ヒドリガモ・オナガガモ・コガモ
             マガモ・カルガモ・コブハクチョウ・ミコサアイ・オカヨシガモ・コクガン
   
    サ ギ 科、 アオサギ・チュウサギ

    カイツブリ科、カイツブリ

    カ モ メ 科、 ユリカモメ
  
    ウ   科、  カワウ

    カ ラ ス 科、 ハシブトカラス・ハシボソカラス

    ハ  ト科、  ドバト・キジバト

    そ の 他、  トンビ・ヒヨドリ・ムクドリ・ヤマガラ・メジロ・カワラヒバ・ツグミ
             ハクセキレイ・セグロセキレイ・スズメ

  ヒドリガモ ♂ ♀
 

   ハシビロガモ ♂

      ユリカモメ

   キンクロハジロ ♂

      アオサギ

     チュウサギ

  オナガガモ ♂ ♀

  コクガン(武庫川で保護)

   ミコアイサ ♂

     カイツブリ

      カルガモ

 ヤマガラ(金剛山山頂で)

 
 1月30日(火)晴れ 「昆虫の越冬観察」 場所:枚岡公園  講師:宮武 頼夫先生

 午前中公園事務所で座学   




                   
講義内容のスライド


  
午後は公園内で班毎に越冬昆虫の採取と同定

   意外とたくさんの昆虫が、卵・幼虫・成虫の生態で越冬していたが、その同定は大変
   難しかった。

   天気が良く暖かかったため、めったに見られないと言う「ウスバフユシャク」のメスが
   1匹観察できた。


     
           
 コンクリートの塀の上を散歩していました。

 1班が同定した越冬昆虫
     [甲虫類] ー ヤコンオサムシ、スギオサムシ、スジアオゴミムシ、アカヘリサシメ
              ノコギリヒラタカネムシ、アラメゴミムシダマシ、センチコガネ(死骸)
     [チョウ・ガ]ー クロツヤミノガ、ネゴロミノガ、ツジミミノガ、ゴマダラチョウ、オオム
              ラサキ、ウスタビガ、ウスバフユシャクの♀
     [その他]  ー ヒメカゲロウ、ヒメバチ、クモムシ、ハラヒシバッタ、ミノムシ、
              オオカマキリ・ハラビロカマキリ・コカマキリの卵鞘、ヤママユの繭
              アブラゼミ・クマゼミ・ニイニイゼミの抜け殻、

     
 
 2月3日(土)
 地球環境シンポジューム   地球の明日を考える 鶴見緑地いきいき地球館
    

 講師: 内藤正明先生(京都大学名誉教授)プレゼンテーター
 
      渡辺弘之先生(京都大学名誉教授)スピーカー・パネラー
    
      西岡秀三先生(国立環境研究所理事)スピーカー・パネラー

      植田和弘先生(京大大学院教授)遅刻・パネラー

 内藤先生ー問題提起ー @ 「一体なぜこのような大変なことになったのか、そもそも自らの生存
                   基盤さえもこのように危うくしてしまう人間とは何か?」
                 A 「この危機を回避することは出来るのか、出来るとしたらその方法は
                   どのようなものか?」
                 B 「この地球は本来どれくらいの人間が、どのように住めるものなのか
                   ?」

 渡辺先生ー「地球生態系は・・・どうなるのか どう残せるのか 私達の生存の基盤、空気・水、そし
         て大地の環境は大丈夫なのだろうか」   
 
 西岡先生ー「持続可能な社会の実現のために : ケース・スタディとしての温暖化対策」

               
スライド写真での講義

 植田先生ー遅刻のため、後半のパネラーとして参加

 参加者からの質問にたいする、パネルデスカッションでのやリとり
 
   温暖化対策ーCO2放出をいかに少なくするかー脱車社会を目ざす
            CO2吸収源(森林)の保護
            代替エネルギー(植物エタノール)

  大学の先生でもー「こうすれば良い」−と云うような単純な答えは出てこない
  人間一人一人が共通の目標に向かった努力するしかないのか?
  「ハチドリのひとしずく」が地球を救う。


 2月6日(火) 「異常気象」と気候変化を考える  場所:NPOプラザ  講師:岩本智之先生

 「異常気象」の定義=30年に1回以下の確率でおきる気象の変化

 IPCC第4次報告 第1部会:科学 第2部会:影響 第3部会:社会・経済

 台風の発生ー海水温が28℃以上のとき発生する
   カリブ海ニューオリンズのハリケーン「カトリーナ」は海水温が32℃にもなった。
   史上最強のハリケーン「ウイルマ」2005年は882hpa

 大阪の地上温度は100年間に2℃上がっているー世界平均の3倍

 海の氷、陸の氷とも減っている。

 大気ー地面付近は温度上昇、成層圏は寒冷化ー平均では変化が無い

 南極のオゾンホールは最悪、その面積は南極大陸を上回っている。

                  
スライド写真

     
  2月13日(火) 「冬の植物」 、 2月20日(火) 「地球環境」 、 2月27日(火) 「大阪の水」 

                       は省略しました

 

            就学旅行 3月7日〜8日 白山一里野温泉 一里野荘

 7日  8:30 新大阪駅出発 2階建バス 57名
  
     13:00 越前和紙の里 紙漉き体験と見学

     16:30 一里野荘着 温泉入浴〜夕食〜ASへの感謝の集い〜班別懇親会

 8日  9:30 ブナオ山観察舎〜カンジキ体験

     12:30 福井県立恐竜博物館 黒川紀章氏設計 2000年オープンの優れた建物

     18:00 新大阪駅着 解散

 
  雪の無い白山なんて と思っていたが、前日からの今冬一番の寒波で思いがけず銀世界へ

   
  
            8日朝出発前の記念撮影 1班 川村AS と 16人の仲間達

    @ 越前和紙の里 写真スライドショー

    A ブナオ山観察舎とカンジキ体験 写真スライドショー

    B 恐竜博物館 スライドショー
    

                         
                 ー 修 了 式 ー
 
 
 
 


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